冷水・温水コイル

高い熱交換効率を実現する為の工夫

1. フィン形状

従来のフラットフィンは表面の境界層が厚くなり、それが熱交換を阻害する原因の一つとされていました。クボタの高性能ウェーブフィンはその独特のウェーブ形状でフィン全面に均等の乱れを起こし、表面に出来た境界層を取り除き、空気の接触度合いを高めることにより熱交換効率を上げることができます。

また、このウェーブ形状は除湿時に発生した凝縮水(ドレン)をスムーズに排出する効果もあり、更にフィン表面に親水性コーティングを施すことでコイル通過風速を3.7m/sで使用しても凝縮水が飛散する心配がありません。

※フィンシリーズ108枚/ft以下の時

フィン構造図 フィン構造図 フィン構造図 フィン内の空気流
フィンの周期と高さは、最高熱伝達率が得られるように開発されています。
このウェーブフィンは、全面に一定の乱れを生じさせ、効果的に境界層を取り除き、空気とフィン面の熱交換をより良好にしています。
2. 適正なコイルチューブ内水速確保

コイルのチューブ内水速を適正に選定することによりコイルの制御性が向上します。外気処理などに使用される大水量タイプ、一般的な標準的水量タイプ、ダクトヒータ等水量の少ない小水量タイプとクボタは適正な水速を得る為、豊富な種類のヘッダーを用意しています。その他にもいろいろな種類があります。詳細は各種コイルを参照下さい。

大水量フロー 標準フロー 小水量フロー

チューブ内水速が遅いと、水とチューブ内表面の間の境界層が発達し、それが断熱層となり熱交換を阻害します。水速が遅い場合はチューブ内に螺旋状の銅線(スプリングタービュレータ)を挿入し強制的に渦を起こさせ境界層を破壊し熱交換効率を向上させます。

タービュレータ
3. フィンとチューブの接合

コイルの熱交換効率はフィンとチューブの接合具合に大きく左右されます。フィンとチューブが確実・強固に固定されてないとフィンは緩み、熱交換効率は大きく低下します。クボタは正確な高さのカラー付きフィンにチューブを差込みその中に鋼球を通し機械的に拡管しています。そうすることでフィンとチューブは機械的に強固に拡管・圧着され、隣合うフィン同士は正確に密着します。

フィンとチューブの接合 耐久力と良好な熱伝達をもったフィンとチューブは強固に結合されています。この部分は、チューブを拡張させ正確に完全に結合させていますので、高い信頼性があります。