デシカント空調機

送風機

内部にデシカント(乾燥剤)ローターを組込み、冷却、加熱、加湿、除湿や除塵を行う空調機です。

デシカントローターのラインナップ

使用する用途に応じて最も省エネなシステムが構築できるよう、3種類のデシカントローターをラインナップしました。これらのローターは要求される除湿性能(除湿後の露点温度)と再生温度により使い分けられます。


デシカントローター

デシカント空調機の用途


  • 産業用除湿空調機(高温用・中温用シリカゲル)

    従来の冷却減湿方式では難しかった、露点温度3°C以下の空気でも容易に供給することができます(露点温度−20°Cまで可能)。冷却減湿方式では、低い温度の冷水を作る必要があるため多くのエネルギーとコストがかかってしまいます。しかし、デシカント方式ではそのような低い温度の冷水が必要ありません。さらにデシカントローターの再生(乾燥)に排熱を利用することにより、省エネ効果はさらに大きいものになります。





  • 一般空調用外気処理機(低温用収着剤)

    デシカントローターと顕熱交換ローターを組み合せることにより、省エネなシステムを構築することができます。デシカントローターに「低温用収着剤タイプ」を使用することにより、コージェネの2次排熱(再生温度70°C)や冷凍機の排熱(再生温度46°C)も使用でき、省エネ効果はさらに大きなものになります(冷却負荷を50%削減した実績もあります)。





  • 自己再生、無給水加湿(低温用収着剤)

    使用するデシカントローターは「低温用収着剤タイプ」です。省エネ対策としてオフィスの夏期の設定温度は28°Cが望まれています。しかし現在の空調方式では除湿がうまくできず、相対温度が60%以上にもなり、不快な状態になります。これを解決する手段としてデシカントローターを再生(乾燥)熱源なしで使用する方法があります。
    また、デシカントローターを使って「無給水加湿」を行い、加湿器は補助的に使う方法もあります。この方法により水道代などのランニングコストとメンテナンスコストは格段に安くなります。





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